事業内容

デンソークリエイトとは―。世界に通じる「ソフトウェア生産技術」を創造していく

代表取締役社長宮川 英明

私たちデンソークリエイトが目指すのは『GLOBAL SOFTWARE ENGINEERING CENTER』。世界に通じる「ソフトウェア生産技術」を創造していく企業です。長年培ってきた車載ソフトウェア開発のノウハウをベースに2017年からは大きく組織変革を進めており、現在は【ひと分野】【もの分野】【しくみ分野】【先行開発分野】【研究開発分野】【改革推進分野】【市販事業分野】の7つの領域で、ソフトウェア開発現場のQCD向上に貢献する技術をお客様にご提供しています。これからも私たちは常に最先端の技術をキャッチアップし、開発現場と一体になって進化させたソフトウェア生産技術で、デンソーグループひいては自動車業界の未来をクリエイトしていきます。

01研究開発分野

研究開発分野では、車載ソフトウェア開発に有用な手法の研究に取り組んでいます。車載ソフトウェア開発に関する世の中のニーズや技術動向から、デンソーグループの車載ソフトウェア開発に必要となる「次の一手」を模索。時間面やリソース面で解決策を見つけることが難しい開発現場、先進的な解決策を持ちながら適用先に悩んでいる研究組織の両者の立場を理解し、その間をつないでいくのがミッションです。

研究開発分野

02先行開発分野

先行開発分野のミッションは、未来のクルマに必要となる技術を創造し、「標準基盤」となりうる技術を先行開発することです。現在は自動運転社会を見据え、主にコネクティッド・カーの通信基盤や車載セキュリティ基盤を試作開発しています。デンソークリエイトには車載ソフトウェアだけでなく、試作・評価するためのPCソフトウェア、Webアプリ、サーバーソフトウェアを開発できる優れたエンジニアが揃っています。

先行開発分野

03ひと分野

「ひと分野」では、デンソーグループのソフトウェア開発に長く携わるノウハウを活かし、ソフトウェア技術者資格の要件となる教育施策を企画・運営しています。経験豊富な自社の講師や社外講師を準備して、教育講座を提供。自社製ツールを活用した進捗管理の教育なども行っています。開発現場が抱えている課題に響く教育を企画し、提案することができるのがデンソークリエイトの強みです。

ひと分野

04もの分野

「もの分野」のミッションは、製品ソフトウェアのベースとなる「標準基盤ソフトウェア」の開発です。製品ソフトウェア開発では様々な種類のマイコンが利用されています。マイコンは日々進化しているので、マイコンの違いを吸収した標準基盤ソフトウェアを開発することは、製品ソフトウェアの開発コスト削減につながります。デンソークリエイトでは、AUTOSAR標準規格等で決められているような汎用部分のソフトウェア開発ではなく、汎用部分と製品ソフトウェアの間に位置する競争領域の標準基盤ソフトウェアを開発。ここが他社には真似できない強みとなっています。

もの分野

05しくみ分野

しくみ分野では、デンソーグループが製品ソフトウェアを高効率な環境で開発できるよう、業界やデンソーグループの進化の先を踏まえた開発ツールチェーンを企画・開発する業務を行っています。ツールは大きくエンジニアリングを支援するツールと、マネジメントを支援するツールの2種類があり、当社は車載ソフトウェア開発の豊富なノウハウを持っているため、開発現場のニーズを取り入れたツールチェーンをご提案することができます。

しくみ分野

06改革推進分野

自動車産業は100年に1度の変革期を迎えており、車載ソフトウェア開発の現場でもスピード感のある抜本的な改革推進が必要となってきています。デンソークリエイトでは、デンソーグループのソフトウェア開発に関する問題・課題を分析。ソフトウェア開発のQCD向上のために「ソフトウェア」「開発環境」「体制」の再構築を提案・実現しています。

改革推進分野

07市販事業分野

工数管理・プロジェクト管理ツール『TimeTracker NX』、レビュー支援ツール『Lightning Review』やシステム・ソフトウェア設計ツール『Next Design』など、デンソークリエイトではソフトウェア開発のQCD向上を目的としたWebアプリケーション・ソフトウェア製品の開発・販売を行っています。また、それに併せてソフトウェア開発の現場で求められる技術教育のサポートもご提供しています。

市販事業分野