ホーム > クリエイトの眼 > 第7回 「モノとモノをつないで新しい付加価値を作る、それが楽しい。」

クリエイトの眼

第7回 プロジェクトセンター システム2室 シニアデスク 今地 一輝

私は、「どんな仕事をしているのですか?」と聞かれるといつも困ります。
なぜなら、ひとつの業務分野に集中してやっているのではなく、ナビソフトは当然として、 サーバーソフト、パソコンソフト、スマートフォンアプリなど大きなモノから小さなモノまで広く守備範囲としているからです。
そのため最近は「なんでも屋です」と答えるようにしています。

私が所属する部署はITS向けのソフト開発をしていますが、全員が全員、ナビの開発をしているわけではありません。
ナビなどの実機シミュレータを作ったり、ナビの通信サービスを実現するためサーバーを作ったり、ナビ本体以外にもいろんな開発があります。
私が開発するソフトの多くは研究向けです。

最近はナビと「別のモノ」を連携させ、新しいサービスを構築することがはやっています。
そのため「別のモノ」側の製品開発をすることが多くなってきました。
モノとモノをつなぐと、使い方が急激に広がって便利になります。
例えばナビとウェブサービス、ナビと音楽プレイヤー、ナビと携帯電話・スマートフォン。
パーソナルな情報を蓄えたサービスや機器と連携できると、ユーザーは便利さを実感できます。
新しいサービスによって世の中が便利になると思うと、やりがいがあるし、楽しいですね。
新しいモノ好きでもありますので、新しいハードや開発環境に触れること自体楽しいです。

プロジェクトセンター
システム2室 
シニアデスク
今地 一輝
ナビソフトの次世代先行開発をリーダとして活躍。ナビ本体・ナビ開発用ツール開発・ナビと連携するスマートフォンやサーバサイドアプリ等、多種多様なソフト開発の統括を担当。

自分が先駆者になると自由度が広がる、それが楽しい。

顧客と新しい仕事を始めるとき、特にナビ以外の領域の製品開発となると、
顧客は手探り状態です。
仕様がやわらかい状態のときに私たちが呼ばれて開発が始まります。
私たちに求められているのは、このやわらかい、あいまいな状況を打開して製品開発に持ち込むことです。
顧客との打ち合わせを繰り返す中で、私たちの提案が仕様に取り入れられ、顧客をリードしながら仕様を練り上げていきます。
自分の提案が製品に反映される仕事の方が、決められた仕様通り作る仕事よりも自由度があって、楽しいですね。
製品が自分の欲しいものに一歩近づくわけですから。

最近では、ナビと連携するiPhoneアプリ「NaviCon」が顧客と一緒に練り上げて開発した製品があります。
AppStoreに公開して周りから良い評価をいただくことができました(モバイルプロジェクト・アワード2011モバイルプラットフォーム部門で優秀賞を受賞)。

変化を楽しむ。

「なんでも屋」という仕事は雑用をこなす仕事ではなくて、世の中に出ていない先行製品の開発にチャレンジする仕事です。  いつも経験のある仕事をするわけではないので、仕事の内容は変化に富んでいます。
時には経験がまったくない仕事を受けることもあります。
知らないからという理由でお断りしたり、とりあえず引き受けて全くモノにならないようでは、事業として成り立ちません。
 そのような厳しい中で、私たちは初めての仕事でも必ず合格点が取れる仕事をしなければならないのです。

この状況に立ち向かうには、それ相応の準備が必要です。
私は、普段いろんな分野を広く浅く勉強して、世の中のトレンドや仕組み(からくり)をおおよそ把握します。
顧客と話をするときに、初めての仕事だからといって「何にも知りません、これから勉強します」では、話し相手になりませんから。
それから先は短期間でスペシャリストに上り詰め、顧客をリードしていきます。

このように変化に立ち向かうのは容易ではありません。
社会人になったから勉強しなくていいなんて考えている人がいるかもしれませんが、
社会に出たら未知の世界に対応するため、さらに学び続けなければなりません。
経験したことができるのはあたりまえで、経験したことがないこともできるようになることが望まれています。

ITS業界もIT業界も刻々と変化を続けています。 現在の業務が未来永劫と続く保証はありません。
この業界に限らず生き残るためには、変化に立ち向かい対応する能力を身につけることが大事です。
変化に備えて準備し、それを楽しむことができたら、力強く勝ち残っていけるのではないでしょうか。